硬式テニスラケットの選び方初心者向け２０２２年版

今回ラケットについての簡単な選び方をご紹介していきます

ラケット選びに夢中になりすぎるとプレーが定まらなくなるので、あくまで簡単な選び方となります。

見た目と触った感じで気に入ったものを選ぶ

まず、ラケットのスペック云々の前に、見た目と質感が気に入ったものを選びましょう。

ラケットの見た目が好きになれないと、辛いときにラケットを信じられなくなります。

調子悪い時でも、このラケットなら大丈夫と思える気に入った外見のラケットから手にとってみましょう。

高いラケットと安いラケットの違い

まず、高いラケットと安いラケットで何が違う？

安いラケットでも良いの？って思われるかと思います。

安いラケットと高いラケットでは、まず大きく素材が違います。

安いラケット（１万以下）はアルミニウム製など、競技に耐えうる強度を有してないものもあります。

現在はカーボンが主流です。

ラケットショップで最低２万円以上のものを選ぶことをお勧めします。

インターネットやセールで、それより安く買える場合もありますので、一概には言えません。

選ぶべき基本スペック

ラケットのスペックも重要です。

下記のスペックより大きく外れたラケットは避けた方が良いです。（特に初心者は）

・ラケット重量２８０〜３１０g（女子はそれより軽くても良い）

・フレームの長さ２７インチ（２７．５インチなどロングタイプは初心者におすすめできない）

・フェイス面積９５〜１００平方インチ（９８か１００平方インチが特におすすめ）

・ストリングパターン１６×１９（目が細かい１８×２０はこだわりの玄人用、１６×１８等の目の荒いラケットは上達目指す方にはおすすめしない）

初心者がスペックで気にするのはこの程度で大丈夫です。

この中に収まる範囲で気に入ったラケットを探していきましょう。

結局はラケットとその人との相性で決まる

スペックが同じラケットであれば、性能も同じかというと全くといっていいほど違います。

機械的に測定すると、ラケットの差はどれもほとんどないです。

しかし扱うのは人間です。

微妙な違いが、プレーに大きく影響を与えます。

どんなに良いとされているラケットでも合わないラケットはあります。

逆にテニス人生で最高の一本に巡り合うことがない可能性も普通にあります。

なので、自分が見て、握って、振ってみて良いと思ったラケットは、

相性が良い可能性が高いです。

試打してから買う

ラケットを選んだあと、ストリングを貼ります。

このストリングでも大きく変わってくるのですが、そこにこだわるのはもっと後からで良いです。

まず、ラケットを買う前に何本か試打してみるのが理想です。

試打するためには、ラケットを借りる必要があります。

貸してくれるところは、

・ラケットショップ（店員に聞いてみましょう）

・テニススクール（スクール生であれば、貸出用ラケットが用意してあるので、そこで試す）

・メーカー試打会（新しいラケット発表などのタイミングでメーカーが試打会のイベントを開くことがあります。応募して参加してみましょう）

などです。

安い買い物ではないので、吟味して選びましょう。

実はラケットには個体差がある

これを言ってしまえば、本当にキリがなくなるのですが。

全く同じラケットでも、１本１本重さやバランスが異なります。

なにを？と思うかもしれませんが、これは事実です。

要は製造時の誤差です。

ラケットのカタログにはラケット重量の記載がありますが、この値とぴったり一致しているラケットはほとんどありません。

多いと±10gほど誤差があります。

カタログ記載で３００gのラケットがあったとすると、

極端に言えば、２本同じラケットを買ったとしても、

一本めは３１０g、二本目は２９０gで２０g違うなんてこともあり得るのです。

ここまで違うとほぼ別のラケットです。

そして重さをなんとか揃えられたとしても、バランスも一緒とは限りません。

目ではわからないほどのカーボンの厚みに誤差があると、持った感じも振った感じも変わってきます。

ここまでこだわり出すと迷宮入りするので、ある程度割り切りましょう。

ここで言いたいのは、ショップで一番前のラケットを取るのではなく、

全部出して握ってみて、振ってみて、しっくりきたものを選びましょうということです。

初心者でも競技者用のラケットを買った方がいい理由

よく、初心者用は安いラケットで良いとか、初心者は面の大きいラケットがよいと

言われることがありますが、これは間違っています。

まず安いラケットでは、ラケットの質が全く異なってくるので、正直別のスポーツになってしまいます。

ラケット選びが上達にも大きく関わってくるので、少し高くても良いラケットを買うようにしましょう。

※メジャーなラケットや型落ちであれば、インターネットで安く買えたりするのでそちらもお勧めです。

さいごに

まとめになりますが、ラケットは使う本人が気にいることが一番だと思います。

見た目もすぎきで、打球感も好き、調子が悪くても嫌いにならないラケットを選んでください。

細かく考えずに、フィーリングでピントきたラケットを選ぶようにしましょう。

ラケットは一期一会です。

モデルチェンジで無くなってしまうラケットも多いので、本当に気に入ったラケットが見つかったなら、

多本買いもお勧めです。

では、今年も良いラケットに出会えることを願っています。