グリップテープの種類について解説します。
どれを買えばいいの?どのくらいで交換すればいいの?そもそも必要なの?
そんな悩みを解決します。
ちなみに汗で滑る場合はドライグリップがおすすめです。
道具の中では一番安いが、とても大事なものです。
そもそもグリップーテープとは?
テニスラケットの持ち手(グリップ)の部分に巻くテープのことです。
元々、巻いてあるグリップの上から薄い使い捨てのグリップを巻きます。(オーバーグリップといいます)
滑りにくくする効果や、衛生的に保つ目的で使用します。
色々な種類があり、目的によって使い分けます。
グリップテープの種類
グリップテープの種類をご紹介します。
グリップには今回メインで紹介するオーバーグリップテープ(上から巻く薄手のもの、使い捨て)と
アンダーグリップテープ(すでに巻いてある厚手のもの、名前は私が勝手に付けた)があります。
アンダーグリップテープはラケットを買うとすでに巻いてある物ですが、基本的に交換することはないので、気にしなくてOKです。
あまり必要ないかもしれませんが、アンダーグリップから説明します。
必要ない人は飛ばしてください。
アンダーグリップテープ(元々巻いてある分厚いやつ)
アンダーグリップは、ラケットを買うと元々巻いてある、高価で分厚いグリップのことです。
素材は本革(レザー)など高級感あふれるものもありますが、基本使わないので、わざわざ買わなくてもOKです。(高いので買わないでください)
アンダーグリップをそのまま使うと、汚れてしまい不衛生で、さらに摩耗して滑りやすくなってしまいます。
そして交換も困難な(面倒くさい)ため、買ってすぐ使わずにオーバーグリップ(薄手の使い捨てで安価なグリップ)を巻くようにしましょう。
もちろん使ったあと巻いても、何の問題もありません。
たぶん高級感あふれるレザーにしても、だれも気づいてくれないし
レザーはすべるし・・・
オーバーグリップテープ
オーバーグリップについての説明です。
基本的にテニスで『グリップ』がなどと言うときは、ほぼ全てオーバーグリップのことを指します。
各メーカー、本当に多種多様なものがありますが、基本的に知っておくのは2種類だけで良いです。
しっとりティッシュとカサカサティッシュみたいなイメージです(謎)
ウェットタイプ(グリップ)
ウェットタイプのグリップは文字通り濡れている・・・訳ではないです。
手に貼りつくような感覚がありすこし粘着性があります。(ベタベタするわけではないです。)
基本、硬式テニスではこのウェットタイプが主流で、多くの人がことウェットタイプを使用しています。
ウエットタイプのメリットは、滑りにくいことと耐久性があることです。
素材としては、よく伸び、丈夫で柔らかいです。
そして多種多様の色やデザインがあります。
個人的には白がおすすめです。
粘着性があるので、使っていくとホコリなどがつきます。
汚れたり、手につかなくなったら交換時期です。
ドライ(タイプ)グリップ
ドライグリップは、文字通りのグリップといっても差し支えないでしょう。
表面はサラサラとしており、手に密着する感覚はありません。
そのまま使うと滑りそうなこのグリップですが、汗をかいたときに真価を発揮します。
先程紹介したウェットタイプは、もともと手に貼りつくようにできていますが、吸湿性は基本ありません。
そのため、『夏の暑い日に大量の手汗をかくと、逆に滑りやすく』なってしまいます。
その問題を解消できるものが、ドライグリップです。
ドライグリップには『汗を吸ってくれ、汗で滑るのを防いで』くれます。
素材の特徴としては、あまり伸びずに、硬めで、耐久性が低いです。
色の種類とデザインは少なめです。
ウェットタイプと真逆の性質を持つグリップテープです。真夏には必須です。
なぜグリップテープが大事なのか
グリップテープがなぜ大事かについても説明します。
テニスのパフォーマンスに影響する
まず、『テニスのパフォーマンスに影響』します。
当たり前ですが、滑るや握ってて痛いなどの状態で、良いショットは打てません。
滑りそうな時に思いきり振り抜くことは難しいですし、手に不調をきたしたままでは、やはりベストなプレーはできません。
試合中に道具の調整ミスで実力がだせないということは、非常にもったいないので、そうならないようにしましょう。
手の感覚はとても大事で、とても繊細です。
手の感覚が少し違うだけで、プレーに大きく影響します!
メンタル面に影響する
『メンタル面にも影響』を及ぼします。
まず、試合中に汗で滑るなどと『不安を抱えたままプレーをすると精神的にも悪影響』がでます。
試合に集中できない状態になっているので、プレーの質も下がり、本来の力も出せません。
そこまで、大きな不安がなくても、大事なゲームポイントなどの絶対に落とせない場面には、
『緊張でグリップがうまく定まらない、うまく握れない』なんてことが普通におきます。
そのときに、『グリップの巻かが雑で気になる』『グリップが古くて手に馴染まない』などの些細なことでも、『大事なポイントでは精神大きくに影響』します。
大事なポイントでも、『グリップは新しく性能はバッチリ!』『巻き方もも超正確に巻いてある!』ぐらいに思えるように調整しておきましょう!
他には爪が長くて気になる!なんてこともあるので、爪もしっかり切るようにしよう!
怪我につながる
その他、『怪我につながる』こともあります。
古いズルむけのグリップのラケットを使うと当然、手を怪我します。
『親指の第一関節付近にマメができて痛い』や『乾燥しててのひらがひび割れる』など合わないグリップや古いグリップを使っていると、手指に直接不調がきます。
対策としては、できるだけ頻繁にグリップを交換することと
自分に(季節なども含む)合うグリップを使用することです。
手のマメに苦しむ人もいるので、グリップが原因の場合が多いです!
季節によって使い分け
季節も考慮して、グリップ選びをした方が良いと思います。
最近は暑すぎる日もあるので、真夏はやはりドライグリップが欠かせません。
目安としては、5月〜10月頃までドライグリップ、11月〜4月頃までウエットタイプグリップで良いと思います。
冬は逆に乾燥するので、ドライグリップは避けた方が良いと言えます。
夏はドライグリップ、春秋冬はウエットタイプグリップと覚えましょう。
最近は夏日が増えているので、ドライグリップの需要も増えてくるかもしれませんね!
あなたは乾燥肌?汗っかき?
個人の体質によっても選択が必要です。
とにかく汗っかきの人は、一年中ドライグリップでも良いかもしれません。
逆に、乾燥肌であまり汗をかかない人や暑い日にやらないという人は一年中ウエットグリップでもよいかもしれません。
どちらにせよ、自分にあったものを見つけるのが一番重要です。
個人的には手汗びっしょり君ですが、ウェットタイプグリップが好きです!
それぞれの問題点(デメリット)
それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
個人的な感想も入っているので、ウエットタイプ寄りになっていますが、
ドライグリップの最大のメリットは『夏場の安心感』、そして最大の弱点は『その耐久性の低さ』です。
それを差し引いても夏の暑い日にドライグリップは欠かせないと思っていますので、どちらも重要なグリップだと思っています。
一年中ドライグリップ使っている人もいるから、好みと評価は人に寄ります。
交換の頻度は?
どのくらいの頻度で交換すればよいのか?
正解はありませんが、『汚れたら』や『滑りやすくなったら』など気になったときで良いかと思います。
ドライグリップの方は、汚れる前にボロボロになってしまうことがおおので、『穴が空いた』や『剥がれてきたら』と良いと思います。
プレイヤーによっては、神経質で毎日交換や週一交換などとい人もいたり、汚いグリップを何ヶ月も使っている人も様々です。
個人的は、汚れたら変えた方が良いと思います。
汗と皮脂が握るたびにつき、だんだんと不衛生になってくるので、私は白いグリップが汚れたら変えています。
ケチると良いことがないので、気になったら変えよう!
何色がいい?
色については『なんでも良い』です。
白でなければダメだと言う人もいますが、品質はほとんど変わりません。
好きな色を購入しましょう。
私は、汚れが分かる方が良いので、基本的に白のグリップを使用しています。
結構、白色信者が多いので驚きます。(私もですが)
グリップテープの巻き方(左利きは注意)
グリップテープの巻き方ですが、『右利き用と左利き用は巻き方が逆』になります。
基本的に売っているグリップは右利き用にカットされているので、
左利きの人は少し大変ですが、逆から巻くようにしましょう。
左利きでも、右利き用で普通に巻いて使っている人もいるけど、できれば巻き方はしっかり持ち手に合わせた方がいいです。
どれを買えば良い?
結局、何を買えばいいの? と言う人向けにおすすめをいくつかご紹介します。
ウエットタイプ(YONEX ウエットスーパーグリップ)
ウエットタイプのグリップで一番おすすめなのが、YONEXのウェットスーパーグリップです。
YONEXは国産メーカで、値段も安く、品質もかなり良いです。
個人的に嬉しいのが、他のグリップより一本あたりの長さが長いので、ラケットの最後まで巻くことができる点です。
(ラケットの途中で終わると、気になって巻き直して、長さ調整して・・・などとなるので、長めなのは嬉しいです。)
耐久性の高さも手に吸い付く感じもとても好きで、色々がグリップを使ってきましたが、いまはこれを愛用しております。
ウェットタイプ(BOWBRAND スーパーウェットグリップ)
もうひとつ、ウエットタイプのおすすめグリップをご紹介します。
ボウブランドのスーパーウェットグリップです。
先ほどの、YONEXより少し厚めで、耐久性と手に吸い付く感じは、こちらの商品の方が少し上かなと感じています。
長さはYONEXより少し短いです。(気になるほどではないです。)
とても人気のあるグリップで、周りで使っているテニスプレイヤーはとても多いです。
私は、薄めのグリップで少し長いグリップ(最後まで巻ける)が好きなのでYONEXを使用していますが、
こちらのボウブランドもすごくおすすめです。
気になる方は、両方とも使ってみて、自分の手に合うものを試してみてください。
ドライグリップ(YONEX ドライスーパーストロンググリップ)
ドライグリップでのおすすめは、こちらもYONEXです。
ドライスーパーストロンググリップというだけあり、耐久性が他のドライグリップと比べて高いです。
表面はサラサラしており、汗をかいても滑ることがなく、暑い日のプレーにも適しております。
ウエットグリップに比べて、色の種類などは少ないですが、赤・黄・黒と3種類あるので、選びやすいと思います。(他のドライグリップより多いです)
ドライグリップの弱点である耐久性も高く、激しい試合で使っていても、すぐにボロボロになってしまうことはないので、おすすめです。
ドライグリップ(トーナグリップ)
もう一つ、一番有名なドライグリップをご紹介します。
トーナグリップという商品で、世界的に売れているベストセラーのドライグリップです。
表紙にもなっている片手バックハンドの名手、ガスケ選手が愛用しているグリップです。
チェンジコートのたびに、トーナグリップをベンチで巻き直している様子が、よくカメラにも映されています。
人気はかなり高いですが、耐久性がかなり低いので、おすすめ度は高くありません。
ガスケ選手のように、3ゲームごとに巻き直すのは、一般の週末プレーヤーには厳しいと思います。
私ぐらいの週末プレイヤーでも、一回(2〜3時間)使用しただけでボロボロになってしまうので、コスパはよくありません。
あとは、巻き始めのカットがされていないので、きれいに巻いていくのが難しいです。
しかし、世界的にも人気のあるグリップなので、一度使ってみる分にはよいと思います。
まとめ
グリップはとても大事なので、自分に合うもの選びましょう。
夏場はドライグリップがおすすめです。
大事なポイントなどでは、グリップがうまく握れなくなるような緊張する場面もあるので、しっかり丁寧にグリップを巻き、
できるだけ衛生的に保てるように、定期的に交換をしましょう!
おすすめしたグリップなども使用してみて、自分に一番合うグリップを見つけてください。
道具選びは、実力に大きく影響するので、軽視せずに是非力を注いでください!
では、皆でテニスがうまくなれるようにがんばりましょう!
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